So-net無料ブログ作成

虫と植物が戦う? [本]

 日高敏隆『春の数えかた』読了。

春の数えかた.jpg
 
 とても詩的なタイトルだけれども、生き物によってその「春」は違う、ということ。特に虫の世界で。そうか、野菜が枯れ切ったのは、ハダニのせいか、とか、やっぱりキアゲハの子はセリ科に食いつくのね、なんてことがよく分かった。しかし、ハダニの天敵を呼び寄せようとするとは! 書きぶりは優しいが、知らないことの多い社会だなあ。


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:

若さとは…… [本]

 住宅顕信『ずぶぬれて犬ころ』読了。

ずぶぬれて犬ころ.jpg
 
 映画になるというので、ついつい借りてしまったけれど、夭折の俳人の言葉はあまりにも切なくて。しかも、幼い子供を残して逝ってしまったというのがつらい。「若さとはこんな淋しい春なのか」

 日本文藝家協会編『時代小説ザ・ベスト2019』読了。

時代小説ザ・ベスト2019.jpg

 今後本を借りるにあたっての参考書的なものを想像していたら、年度版のアンソロジーだった。朝井まかてとか、やっぱいいな、と思っていたら、米澤穂信の『安寿と厨子王ファーストツアー』でぶっ飛んだ。いいけど。


nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:

一休さんの時代に [本]

 杉本苑子『華の碑文』読了。

華の碑文.jpg

 能が足利義満の頃に庇護されて発展したということは何となく日本史の知識として知っていたが……観阿弥・世阿弥は物語によってちょっと身近に感じられるようにはなったけれど、お能自体があまり身近じゃないからなあ。

 丸山宗利『昆虫こわい』読了。

31XRv+8f61L.jpg

 タイトルが、「まんじゅうこわい」からきているというだけあって、虫を捕るのが面白くて仕方がないのだな、この人は。もちろん、この研究が地球環境保護につながるということはあるけれども、それ以上に、虫取り網を持ったまま大人になってしまったような……『きらめく甲虫』に続き、これも面白かった。次は『ツノゼミ』かな。元たまの知久君がツノゼミのコレクターだったり、ジャポニカ学習長の虫表紙を撮った人なんかも出てきて、びっくり。

 福澤徹三『幻日』読了。

幻日1.jpg

 怖い話の短編集。面白いような、そうでもないような。気持ち悪怖い感じはあるけれど。それにしても、同じタイトルの小説ってけっこうあるのね。

 山野辺太郎『いつか深い穴に落ちるまで』読了。

いつか深い穴に落ちるまで.jpg

 SFなのかなんなのか。静かなトーンだけれども、なんとも不思議なテイストの作品。割と気に入った。この人のは別のも借りてみましょう。


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:

三十代…… [本]

 俵万智『101個目のレモン』読了。

101個目のレモン.jpg

 エッセイを読むたびに感心するし、面白いのだけれども、これが30代で書いた文章とは恐れ入っちゃうなあ。歌詠み、恐るべし。かなり読みたい歌集・本が出てきて、図書館に予約。


nice!(7)  コメント(2) 
共通テーマ:

危なかった [本]

 カズオ・イシグロ『浮世の画家』読了。

浮世の画家.jpg

 何だかなー、あんまりおもしろくなかったんだけれど、これは映画(ドラマだっけ?)で見てみるべきなのかな。ただ、英語で書かれたのをここまで訳したのがすごいというのはよくわかるけれど。作者のご両親にも感心されたらしいし。

 大沢在昌『心では重すぎる(上・下)読了。

心では重すぎる.jpg

 途中まで(下巻のかなり後ろの方まで)、かなり盛り上がって読んでいたが、途中この文庫本を横浜駅で落とすという大アクシデントが! しかもムーンライトに乗り込む前の深夜のことで、おおいに動揺。幸い見つかったけれど、これを取りに行けたのは、旅が終わってから。なんか冷めちゃって、残念ながらあまり面白くならず。長いのに。


nice!(7)  コメント(2) 
共通テーマ:

わかるようなわからないような [本]

 角田光代『三月の招待状』読了。

三月の招待状.jpg

 学生時代の友人関係は、人によりけり。こういうの、ちょっと面倒くさいので共感はしきれない。もちろん登場人物たちもそれぞれ違和感を持っているけれども。宇田男、誰のイメージかなあ。このいい加減さ。

 山本健太郎『文房具図鑑 その文具のいい所から悪い所まで最強解説』読了。

文房具図鑑.jpg

 溺愛猫的女人さんのおすすめで借りてみた。1年かけてつくった夏休みの宿題。文房具愛が伝わってきて、いいなあ。杯盤になったものも結構あるのね。


nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:

お菓子と娘 [本]

 西村滋『お菓子放浪記』読了。

お菓子放浪記.jpg

 作中に出てくるお菓子の好きな娘の歌を、昔Tガスの偉い人が歌ってくれたのを思い出した。これが読書感想文の課題図書! これならちゃんと感想を書いたのになあ。面白悲しい自伝的(?)小説。


nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:

ブランド力? [本]

 姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』読了。

彼女は頭が悪いから.jpg

 東大にそんなにブランド力があるものだろうか。とにかく、鼻持ちならない連中が出てきて、腹立たしい。石を投げれば東大にに当たる職場を見たこともあるけれど、働いてみるとそこまで増長する意味はないことがわかるよなあ。

 佐伯一麦『山海記』読了。

山海記.jpg

 わが故郷の作家ながら、どこで盛り上がればいいのか、いつも全然わからなくて、終わってしまうのでした。年もそんなに離れていないのになあ。

 藤沢周平『雪明り』読了。

雪明かり.jpg

 切ない内容が多い短編集。にしても、やっぱり面白いよなあ、たいてい当たり。

 羽田圭介『走ル』読了。

走ル.jpg

 いや、トレパンでビアンキ漕いでそこまで行けないでしょう、と思うけれども、陸上部の高校生なら何とかなるものだろうか。くしくも湯野浜温泉なんか出てきて、面白かったりして。いまさらながら、こういうのを見ると男子はうらやましい。


nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:

面白かった短編2本 [本]

 東野圭吾『禁断の魔術』読了。

禁断の魔術.jpg

 ガリレオシリーズ。物理がわからないので、設定に無理があるのかどうかわからないけれど、ストーリー的にはちょっと切なかった。どうしたって阿部寛とか福山雅治とかの顔が出てきちゃうし。

 角田光代『しあわせのねだん』読了。

しあわせのねだん.jpg

 いろいろなモノの値段とそれにまつわるエピソード。幸せは、けっこう安い。


nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:

百姓の牙 [本]

 藤沢周平『義民が駆ける』読了。

義民が駆ける.jpg

 藤沢周平記念館で特集されていたこともあって手に取った。決してすかっとした美談ではなく、侍と領民、商人たちの抜け目ないそれぞれのしたたかさが出ていてとても面白い。三すくみというか……。


nice!(6)  コメント(2) 
共通テーマ: