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長すぎ [本]

 廉想渉著・白川豊訳『三代』読了。

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 2段組みで500ページ超はいくらなんでも長い。内容は日本統治時代のはなしだからともかく、文体も古いなあと思ったら、実際に昔の人なんですね、作者。昔の階級社会が厳然として存在していた(今もあると思うけど)韓国社会がよくわかって、またその中での日本の存在も面白くて、まあまあいいけど、何しろ登場人物は多いは、途中で数字とか作者が間違えたりしているはで、とにかく長すぎてわけがわからなくなりました。

 秋川滝美『居酒屋ぼったくり(1)』読了。

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 コミカライズではなく、ライトノベルのほうを読んだ。マネしたいレシピは多いけれど、書き口といい安易な盛り上げ方といいライトノベルでしかないなあと思ったら、とっくにコミカライズされているので、そっちのほうがちょうどいいかな。今度はそっちを読んでみよう。


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もうひとつかなあ [本]

 陳舜臣『枯草の根―陳舜臣推理小説ベストセレクション』読了。

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 神戸の華僑たちの人間模様の中にミステリのストーリーがある。面白くないことはないけれども、いかんせん、古いのかな。

 ポール・オースター『トゥルー・ストーリーズ』読了。

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 後でエッセイだと気づいたが、なんというか、合わなくって……面白くないので読み飛ばしてしまいました。



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子供の災難 [本]

 山野良一『子どもに貧困を押しつける国・日本』読了。

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 子供がどんな親の元に生まれてくるのかは、賭けのようなものだと昔西原理恵子が何かに書いていたけれど……貧困が連鎖を生み、暴力が連鎖を生んでいるというのは、かなり信ぴょう性のある話。前半の貧困率の計算などはあまりよくわからなかったけれど、確かに今は貧乏人は東大には入れない時代になっている。また、貧困から這い上がるためにいくら個人が頑張っても、一握りの苦労人のサクセスストーリーだけをロールモデルにはできない。日本の子供を取り巻く現状がよくわかった。


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DDR [本]

 瀬谷ルミ子『職業は武装解除』読了。

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 DDR=Disarmament, Demobilization, Reintegrationという言葉も知らなかったが、帰国子女でもなんでもなくて国連職員になる人がいるというのはびっくり。DDRというのも専門技術・手法のいることなんだな。バイタリティのある人だが、疲れる書き方ではなくて、読みやすかった。

 朝日新聞社会部『母さんごめん、もう無理だ きょうも傍聴席にいます』読了。
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 新聞に連載しているものをまとめているが、つらすぎる事件が多くて……特に子供が死ぬような話はきっつい。知的水準の低い人ばかりが犯罪を犯すのではなく、かなりレベルの高い人たちでも愚かしく見えるような犯罪を犯してしまっている。とにかく、つらい話が多いのでした。


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怪力乱神 [本]

 東雅夫『遠野物語と怪談の時代』読了。

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 昔は君子が怪力乱神をものすごくまじめに語っていたのだな、と思った。特に、「創作」としてではなく「実話」として。アイスランド人を思い起こさせるほど。それにしてもまだ遠野、行けていないなあ。でも、今行っても寒いし、雪だし。


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老いたジュライ族etc. [本]

 瀬川正仁『老いて男はアジアをめざす-熟年日本男性のタイ・カンボジア移住事情 』読了。

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 久しぶりに「ジュライ」なんて単語を見たなあ。あの「沈没」バックパッカーの捨て所も、今はない。老いて日本に居場所のなくなった男性の行き着く場所の一つとしてアジアがあるようだけれど(この本で紹介されているのは主にタイ)、うまくいく人は一握りだ。いろいろな意味でバイタリティは感じるけれど……。あ、最近は日本女性でも、タイ人男性に貢いでいた人の事件があったなあ。してみると、レアかもしれないが、男性ばかりがアジアをめざすとは限らないということか。


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確かに、すごい [本]

 吉村萬壱『臣女』読了。

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 表紙は、文庫版のミロコマチコさんのほうがよかったかな。例の「読書芸人」で出てきた本をいち早く借りられたのでラッキー。光浦おすすめの本だが、確かに面白かった。ヘビーな描写は多いけれども、だんだん慣れてきて、むしろ爽快に(はならないか)。


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ピアノの音 [本]

 森下奈都『羊と鋼の森』読了。

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 タイトルの意味がわからなかったが、なるほどピアノのハンマーのことだったのね。穏やかで繊細な物語。無人の実家に何十年もうっちゃってあるアップライトのピアノがちょっとかわいそうになった。


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これが、太宰? [本]

『太宰治全集7』読了。

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 以前井上ひさしの講演CDで紹介されていた太宰治の『惜別』が載っているというので、借りて読んだ。収録されているのは、『惜別』のほか『津軽』『浦島さん』などいろいろあったけれど、なんかどれもユーモアが適度にあって、「これが太宰?」みたいな感じ。思い込みかなあ。『惜別』は、魯迅との交流を小説に描いたものだったが、井上ひさしが紹介した部分は本の最後の一部だけ。でも、面白かった。そういう紹介などがないと、今更太宰なんてそんなに読まないし。

 桐野夏生『抱く女』読了。

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 抱かれる女から抱く女へ、なんて戦いがあったんだなあ、って、いまだにあるか。連合赤軍時代の東京の女子大生が主人公なので、なんか懐かしい感じはあったが、我々の時代もそんな雰囲気は確かに引きずっていなくもなかったと思う。最後はちょっとしんみりしちゃったけど。どこかで見たと思ったら、カバーは草間先生か。


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行ってみたいところだけど [本]

 マイケル・ブース『限りなく完璧に近い人々 なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか?』読了。

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 北欧のイメージ……イケア、ハッセルブラッド、サーブ、ボルボ、ムーミン、ミカ・ハッキネン、ビヨン・ボルグ、バイキング、アバ、クランベリーズ、オーロラ、マリメッコ、コスタ・ボダ、ムンク、フィヨルド、スティーグ・ラーソン、マリコ・ヘミング、人魚姫、アキ・カウリスマキ……と、けっこう名前だけは上がるけれど、それがどこの国かまではけっこうあやふやだったりするのもあるなあ。でも、やっぱりフィンランドは行ってみたいなあ。なんか、この本を読んで、ますます日本人とは気が合いそうな感じもするし。



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