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老いてなお [本]

 円地文子『菊慈童』読了。

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 久々に読む、円地文子。最初は、「やっぱ、古いから……」なんて乗り切れない感じがしていたが、読んでいるうちに面白くなった。老人・老女たちとその周囲の人間模様だけれど、やっぱりそこらの若いもんには書けない小説なんだろうな。お能のことはわからないけど、ちょっと見てみたくなったりして。



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これからでしょ [本]

 坂口恭平『徘徊タクシー』読了。

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 認知症になってしまった母を持てば、なんとなくロマンのある話のように思える。ただ、この終わり方は……ここから先が読みたいんだけどなあ。


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そう来たか [本]

 遠藤周作『闇のよぶ声』読了。

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 珍しい? のかなあ。遠藤周作のミステリ仕立ての作品は。なんだかなかなか読み進めず、最後のどんでん返しは驚いたものの、こんなトリック(?)ってあるのか? という感じで……どこまでも???でした。



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ちょっと懐かしい [本]

 姫野カオルコ『部長と池袋』読了。

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 これまで出版されなかった初期の短編を集めた文庫。表題作は面白かったが、全体的には、やはり完成度がちょっと低い感は否めないけど(偉そうに……)、上大岡やら金沢文庫やらが出てきて、ちょっと懐かしかった。

 碧野圭『書店ガール』読了。

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 素直に面白かった。女の多い職場とはいえ、こんなふうなドロドロしたいじめや足の引っ張り合いは今のところ見えてこないのは幸いだが、あるのかなあ、こういうの。和解から団結への展開はうれしかったが、まさか最後に結局報われないとは……というのがちょっと残念。



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面白いのと、うーん、のと [本]

 松浦千恵美『ひとごろしのうた』読了。

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 導入部分は楽しそうだったけれど、なんとなく最後は肩透かし。ひねった展開ではあったけれど、もうちょっと怖い話とか期待してしまった。

 マイケル・ブース『英国一家、日本を食べる』読了。

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 いつも読んでいる『中国嫁』のブログに登場したことから、借りて読んでみたけど、面白い! このトラベルジャーナリストの食への造詣の深さには感心する。で、何でもよいしょするわけでもなく、やはり苦手なものもあるにはあって、そこがまたリアリティがある。アニメ、まだ見てないけど。



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バブルの頃って [本]

 安西水丸『アマリリス』読了。

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 確かにイラストレーターが書いた初の小説と言われると、うまいなーと言わざるを得ないけれども、なんというかこういう感じの小説ってバブル期にたくさんあったような……片岡某とは全然違うけど。

 岩崎育夫『入門東南アジア近現代史』読了。

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 仕事の参考として読んだけれど、面白かった。が、ASEANがいかにゆるいつながりかがわかってしまうと、50周年記念と言っても、何か色があせるような。

 芦沢央『罪の余白』読了。

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 デビュー作としては、すごい傑作だと思う。ただ、女子高生がこんな行動を取れるかなあという疑問は残る。それとも、今どきの、都会の子はこのくらい大胆かなあ。

 柚木麻子『嘆きの美女』読了。

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 相変わらずの痛快さ、爽快さ。美人もブスも、心に闇を抱えるのはおんなじ。それにしても、これもドラマ化されていたのね。で、黒沢かずこさんの後書きか。なかなかよかった。



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動物行動学 [本]

 松原始『カラスの教科書』読了。

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 面白い! カラスってよく見るけど、じっくり観察したことはないし、種類の名前は知っていても、ハシブトとハシボソの細かな違いなんて考えたこともなくて……本当は、こういう勉強がしたかったのかなあ、自分。それにして、この手の動物関係のマニアック本は、京大卒の独壇場だな。

 佐伯一麦『震災と言葉』読了。

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 仙台在住の作家さん。叔父と出身校が同じ。仙台文学館の常設展で見なければ、名前も知らなかったような人で、実際、小説は読んだことがない。薄いブックレットだが、内容は濃かったような……「災害(戦争も含め)」を経験した人たちが、それを「文学」なりなんなり言葉として残すことができるようになるには、ある程度時間がかかる、という意見に賛成。面白かった。

 村上春樹著・安西水丸イラスト『夜のくもざる』読了。

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 J・プレスに連載されたものというが、こういうので一冊の本を出してしまうのって、やっぱりちょっとバブルな感じがする。静物イラストはかわいらしいし、話もちょっとひねってあって面白いことは面白いが。


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せっかくの絵なのに [本]

 清水勲『北斎漫画:日本マンガの原点』読了。

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 北斎漫画を日本マンガの原点ととらえ、その素晴らしさ、伸びやかさを分析するとても良い本だと思うけれど、新書という大きさの制約なのか何なのか、絵と説明文の位置が離れすぎていてストレス。もうちょっとデザインがうまくいかなかったのかなあ。惜しい!


トカイナカ、いいな [本]

 グレゴリ青山京都「トカイナカ」暮らし』読了。

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 同じ(?)バックパッカーをやってきたグレゴリさん、たぶん年も同じくらい。京都人と東北人という違いはあれど……居職だと比較的若いうちからこんなことが可能なのかなあ。本当の田舎暮らしではなく、都会までの距離があまり遠すぎない、適度な田舎での暮らし……養蜂なんかもやってみたりして、いい意味、大変そうで羨ましい。

 湊かなえ『夜行観覧車』読了。
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 とっくにドラマ化されていたんだ……いつもの心理戦というか……トリックではなくあくまで動機で勝負する展開。面白かったけど、ちょっと小さくまとまりすぎた話に思えてしまった。高級住宅地ではありがちなこと? なのか。


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面白いのもあれば…… [本]

 千早茜『男ともだち』読了。

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 こんな都合の良い男がいるものか。こんなバカな、死亡フラグ立ってんじゃん……なんて、最近どうも死亡フラグを見間違うことが多い。読み物としては面白いけれど、こんな男ともだちの存在はしょせんファンタジーというか、小説だけというか。

 中川翔子編『にゃんそろじー』読了。

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 本当に自分で選んでいるのかどうかはわからないし、あまり好きなセレクトでもない。見損なったぞ! と言っていいのかどうなのか。時々いい話もあったけどね。

 乃南アサ『しゃぼん玉』読了。

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 この人の本は極端に好き嫌いがわかれてしまう(自分の中で)が、これは好きな方。これも一種のファンタジーといえそうな突っ込みどころはたくさんあるが、テーマがよかったかな。人の描き方も。



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